北インド旅行記vol.5
思ったより(思った通り?)ブログが長くなってしまいましたが、これで完結予定ですw
最後はさっくりまとめます。
さらばバラナシ、いざ行かんジャイプールへ
様々な刺激とインド的興奮を与えてくれたバラナシの3日間の滞在時間も、あっという間に過ぎてしまった。正直、もっとゆっくりしたい気持ちに後ろ髪引かれながら、朝からオートリキシャーに乗り込み、移動を開始した。
今度は飛行機で。
デリー~バラナシが約800kmの道程、バラナシ~ジャイプールもほぼ同じ移動距離にも関わらず、移動時間は電車と国内LCCで10倍程異なった(待ち時間含めると20倍くらいか・・・)。
悪い事は言わない、インドで効率的な移動をしたかったら、電車はチョイスすべきではない。そもそも、効率を求めるならインドに来たいなんて思っちゃいけないのかもしれない。
こうして効率的に辿り着いたジャイプールという街だが、またの名を「ピンクシティ」というらしかった。なぜなら、多くの建物の色がピンクだからだという事だったが、色合いに風化でどう控えめに見てもピンクには見えなかった。
写真はアンベール・フォート。
ジャイプールには、この他にもいくつかの観光名所があるが、正直僕はあまりこの街を楽しむ事が出来なかった。
なぜなら、観光しながら、完全に発熱にやられていたからである。
最終日近くになってようやく来た最大の観光名所
ジャイプールには一日しか滞在せず、やはり回復しきらないままの体調のまま、また早朝電車に乗り込みアーグラに向け出発した。
アーグラに来た目的については、あまり説明の必要はないだろう。
言わずと知れた、タージ・マハル。
どこかの時代の王様が、最愛のお妃のために国の財政が傾く程の財をつぎ込み完成させた執念を感じる巨大な墓標。
病的なまでに白く、シンメトリックな建造物は、噂にたがわぬ程美しい迫力を発していた。
そして、帰路へ
色々なトラブルがあり、どうなるか心配だったインド旅行も、タージ・マハルまで辿り着き、無事この目にする事が出来た事で、かなり肩の荷が下りたような安心感があった。
この後は、アーグラ在住の知人のインド人と会い、デリーに戻りもう1日観光した後、日本への帰路についた。
この旅、中盤の盛り上がりが個人的にすごく、終盤は慣れもあってか、かなり予定通りに事が進んでしまったため最後にカタルシスでまとめる事が難しくなってしまいましたw
ただ、本当に個人的な事だけど、ずっと行きたいと思っていたインド一人旅行に来る事が出来て、本当に良かったし、自分の財産になったと思う。
20代の頃のように、インドに来る事で世界感が変わった、なんて事は正直30代の僕にはなかったかもしれないけど、それでも底抜けのエネルギーを感じる事は僕にもできた。
この旅行記が誰に読まれるかは分からないけど、もしインドに旅行にいきたいと思いながら、色々な理由でいけない人がいるのなら、この文章で少しでも背中を押す事ができればと思う。
何が起こっても、たぶん大丈夫。
This is india.
Everything is possible.
なのだから。
それでは、長い旅行記でしたが、読んでくれた人がいたらありがとうござました!
P.S.
体調ですが、飛行機で日本に帰ってきた瞬間に全快しましたw
やっぱり、病は気からなんですかね~(笑)