北インド旅行記vol.4
ガンガー沿いのガートはなんだかとってもフォトジェニック
とある旅行写真家が、バラナシという土地を指して「インドの8割くらいが凝縮された街」と言っていた。
すでに、インドを何周もしているようなエキスパートのいう言葉をそのまま理解するような経験はないまでも、この土地を一度でも歩いてみれば、なんとなくその真意が理解出来てくるようで不思議だ。
なんだかとっても、どこを切り取っても、「絵になる」のだ。
つい、動物の撮影比率が多くなっている。。。
ルドラ ゲストハウス
今回のバラナシ滞在中の充実度を語るにあたり、この宿を紹介しないわけにはいかない。
元々、インド旅行経験者の友人の紹介で訪ねた宿だったのだが、街のおススメポイントや観光アドバイスなど、本当にものすごく良くしてもらった。
皆さんもバラナシに行く際には、是非利用して頂きたいので宣伝を挿入しております。
ただ、紙面の関係で、詳しい情報は他のブログさんに譲りたいと思います。
ホントにアットホームでおすすめです!
バラナシでおすすめの日本人宿”ルドラゲストハウス” – Animal Traveler
バラモンの祈り
バラナシで毎夜大音量の中行われる、「プージャ」と呼ばれる宗教儀式がある。
インドの旧い、しかし今も尚その影響を色濃く残す階級制「カースト」の最上位「バラモン」に属する司祭たちにより行われる神への礼拝の儀。
大音量と、高照度の灯りの中、毎夜の営みは粛々と行われていく。
トランス状態に入ったバラモンも、それを見つめる一般大衆も、とにかく皆フォトジェニック。すごく絵になる。カッコイイ。
そしてまた、朝が来る
そうした夜の狂乱にも似た日常から一夜明ければ、またバラナシの美しい朝がやってくる。ようやく、朝のバラナシをゆっくり観光する事ができた。
早朝からボードに乗ってガートを撮影。
やはり埃っぽくはあるが、なぜか美しいガンガーの朝日。
すぐ上流で今日も遺体が荼毘に付され、母なるガンガーに還る中、今日も変わらず仕事をし続ける、洗濯カーストの人々。
本当に、すぐ近くで火葬が行われているのだが、その儀式にレンズを向ける事が難しい事だった。
こうしてその美しさに何度もシャッターを切ってしまうガンガーだが、ご存じの通り、その水質は世界でもトップレベルの汚さだ。
長年垂れ流されてきた生活排水、工業排水、ゴミ、遺体・・・。
免疫の弱い日本人なら、入っただけでK.O.されてしまうレベルの場所で、洗濯などして大丈夫なのだろうか?
そんな事言いつつ、ガンジス川でバタフライ・・・が出来ず、クロールする私。
ついやってしまいましたw
ここから出た後、たまたま通りかかった日本人に偉く変人扱いを受けてしまいました。
まあ、記念だからいいでしょう。
ちなみにこの時ももちろん、体調は全快していなかったわけだが、
その翌日、38℃以上の高熱がぶり返した事に関しては、本件にはなんら関係がないものだと僕は考えている。